「耳中心カット」でつくったミニマムショートに、ドライカットで抜け感をプラス。ザクザク量を取るのではなく、隙間をつくっていくことで、カッチリした印象のミニマムショートを柔らかい雰囲気にできます!
テクニック / 堀江昌樹 [JENO]
側面を削って空気感をつくる
まずは表面全体から。使うテクニックはスライドカットです。
重いところや髪が溜まっているところから毛束を取って、中間毛先の側面を削るようにして内側を軽くします。
表面、ハチ回り、アンダーセクションと、ベースカットのセクションを目安に分けてカットすると失敗が少なくなります。
セクション分けとベースカットはミニマムショート②、ミニマムショート③で紹介しています。
顔まわりに抜けをつくって
スッキリ
こめかみやそり込みは、髪が被さってきて厚くなりやすいところ。
髪をめくって内側にスライドカットを入れて隙間をつくっておくことで、動かしたときにもタイトでスッキリした印象にすることができます。
毛先を少し間引いてあげると、毛流れをつけやすくできます。
アウトラインの隙間で
毛流れをつくる
アウトライン一周にスライドカットを入れて、毛先を馴染ませます。
また、このカットで、毛先に毛流れをつけることができます。
髪の毛は、短いほうから長いほうに向かって流れやすくなるので、毛先を向かわせたい方向を意識してシザーを入れることがポイント。
例えばサイドの毛先をフォワードに向かせたいなら、後ろ側から前に向かってスライドカットを入れます。
重くなりがちなところは
レイヤースライドカット
耳後ろなど髪が溜まって膨らみやすい場所や、毛量が多くて厚みがある場所は、毛束の上からスライドカットを入れます。
レイヤー状に削るので、ボリュームを抑えることができます。
フォルム感が洗練
スッキリ軽やかに
ドライカットで隙間をつくってあげたぶん、シルエットが一回り小さくなりました。
耳まわりがスッキリしたことで、フォルムもより洗練されてお洒落感もアップ。
それでもカッチリし過ぎないポイントは、隙間です。
アウトラインや前髪にちょっとした抜けがあるだけで、ナチュラルな印象にすることができます。
次回はお客様の髪質やアタマの形に合わせるコツを紹介!
お楽しみに!!
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