ずっとボブやミディアムが定番スタイルだったけど、今はショートヘアも人気! 髪が長いときは顔まわりのデザインがすごく重要なポイントでしたが、ショートはさらにもう一つ。そう、横顔です! 特に耳周り~えり足のスッキリ感は、お洒落になるかダサくなるかを左右するポイント。「絶対ハズしたくないところ、耳から切る」というJENOの堀江昌樹さんに、お洒落ショートヘアのコツを聞いてみました!
取材協力 / 堀江昌樹[JENO]
スッキリしてるけど、丸い
お洒落でかっこいいショートのポイントは、なんといってもスッキリ感。
長めのボブやミディアムにはない、ショートだからこそ出せるメリハリがあることで、かっこよさを演出できます。
でも、「スッキリ」とは言え、直線的(例えば角刈りとか)なシルエットだと、かわいくないですよね。曲線的な丸いフォルムで、ちょこっと甘さも感じさせてあげるのがポイントです。
耳中心のカットで
ミニマルな横顔美人ショートに
ショートスタイルを得意とする『JENO』の堀江昌樹さんは、耳を中心にカットを展開していきます。
あごラインをキレイに見せる「横の長さ設定~バックセンターの丸みの位置」を決めるのに適しているのが、その理由。
さらに、モコッと膨らませたくない横と耳後ろをスッキリとタイトにしやすいんです。
横のラインが見えれば
セクションが決まる
ショートヘアを切るときに必要な発想は、頭をセクション分けすること。
プラモデルみたいに、ブロックごとにパーツをつくっていって組み立てていくイメージです。耳中心に考えると、横からバックにかけて、頭を分ける位置が決まりやすくなります。
頭のセンターに
やわらかい丸み
耳中心にした切り方は、センターにやわらかい丸みをつくりやすいカット方法でもあります。耳後ろはタイトに、バックセンターは丸く、というように、上からフカンで見たときに菱形フォルムになります。
土台がつくれれば
あとは思い通り
横のアウトラインとバックの丸みが先につくれてしまえば、あとは、頭の上半分をどうするか? です。
ソフトな印象にしたいなら段差の幅を狭くして丸みをつけて、スパイスの効いた雰囲気にしたいなら段差の幅を広くして動かして。
似合う土台をつくってあげれば、イメージづくりの幅もぐんと広がります。
7/15発売予定の『TOMOTOMO BASIC SERIES VOL.10 ショートヘアの切り方(仮)』で、JENO堀江昌樹さんのショートヘアのカットプロセス、フルで公開します!!
どうぞお楽しみに!