髪をやわらかく、ふんわり動かす質感カット。持ちや自宅での再現性がアップすれば、お客様のリピート率も高まるはず! 特にオトナ女性の髪はセニングだけで軽くしようとすると、パサパサしたり、ペタッとなりがちです。最小限の質感カットで最大の効果を出すためにも、ベースカットでちょっとした工夫をしておくことがポイントです!
technique / TAIICHIRO SUGENO [LANVERY]
“イングラ”で
アウトラインのおさまりアップ!
TOMOTOMO BASIC SERIES VOL.06『外国人風質感カット』より
毛先をセニングでつくった軽さだけでおさめようとすると、ペラペラになって動きもつけにくくなります。
頭の丸みに沿って押さえつけながらシェープして、内側の毛先をちょこっとカットして、イングラをつけてみましょう。
そうすれば、適度な厚みをキープしながらフィット感もアップ。必要最小限のセニングでもしっかり動かせます。
“レイヤーカット”で
ふんわりフォルムをつくろう!
TOMOTOMO BASIC SERIES VOL.06『外国人風質感カット』より
顔まわりやハチ上の表面は、適度な軽さをつくって、動きを出したいところですよね。
オトナ女性の場合、髪質の変化で毛が細くなっていたりして、どれくらい軽くしたらいいのか、バランスが大切。
レイヤーカットをして、フォルムを少し軽くしておけば、セニングを入れるときに厚みの残し具合を見極めやすくなります。
フォルムもふんわりするので、持ちもよくなります。
“隠しレイヤー”で
立体感のある毛先に!
TOMOTOMO BASIC SERIES VOL.06『外国人風質感カット』より
「表面に立体感のある毛束が欲しい」、「毛先をランダムに遊ばせたい」けど、表面にセニングを入れてしまうとパサつきが気になる・・・・・・。
そんなときには深めにチョップカットを入れる“隠しレイヤー”がピッタリ。
毛先に長短をつけて毛束の重なり方をランダムにしてあげれば、自然なツヤ感をキープできます。
お客様がお家でサロン仕上げの質感を簡単に再現できるためにも、ベースカットで扱いやすくしておいてあげると、満足度はきっと高まるはず。
ベースカットと質感カットは、それぞれが独立したテクニックというよりはむしろ一体で、「あとで質感をつくるから、ベースカットではこう切っておこう」みたいにカットを組み立てるといいようですよ。ぜひみなさんのサロンワークにも取り入れてみてくださいね!
より実践的で、詳しいテクニックを間近で見られるセミナーも開催しますので、お楽しみに!
TOMOTOMO セニングセミナー
10/9(火)開催!
★日時 / 2018年10月9日(火)13:00~16:00
★会場 / 新美容出版ホール
★講師 / 菅野太一朗 [LANVERY]
★受講料 / 3,500JPY
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