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ミニマムショート⑥【ドライカットで必ずやっておきたいこと】

『TOMOTOMO vol.10』に掲載している「耳中心カット」でつくるミニマムショート。お客様へのドライカット編です! ミニマムショートは、コンパクトなぶん、髪の動きがつくりにくかったり、やわらかさが出しにくかったり。そこで必要になるのがドライカット! ほどよいヌケ感を出すポイントをご紹介します!
テクニック / 堀江昌樹 [JENO]

 

 

ドライカットで肌に馴染ませる!

まず、今回のお客様のBEFORE→ベースカット後→ドライカット後です。
耳中心にカットする切り方で、耳まわりもスッキリ、アタマの形にフィットするヘアになりましたが、まだ“スキがない硬い感じ”がします。

ドライカットでカタチをキープしながら、もっと肌馴染みがよくやわらかい印象にしていきます。

ベースカットはミニマムショート⑤【プロトタイプをお客様向けにアレンジ ベースカット編】をどうぞ。

 

 

必ずやりたいポイント
顔まわりにスキ間

新しく前髪をつくったり短く切った場合など、切りたては重く硬い印象になりがちです。
特に目の脇に落ちる髪は、前に向かって生えていることが多いので、膨らみやすいポイント。

スライドカットでスキ間をつくってあげると柔らかく、軽やかな印象にすることができます。
毛の表面ではなく、側面を削って自然なツヤや厚みをキープ。
生え際から、2段くらいに分けてカットしてあげると、よりナチュラルにできます。

 

 

必ずやりたいポイント
ハチ回りにスライドカット

丸みを残すために重さを残してカットしていると、膨らんでしまってカタチにメリハリが出にくいことも。
お客様が扱いやすくするためにも、厚みを抑えてスッキリさせてあげましょう。

顔まわりを含むハチまわり一周に、スライドカットを入れて、軽さと動きやすさを同時につくります。毛の表面を削ってレイヤー状に切ることで、よりコンパクトにすることができます。

 

 

必ずやりたいポイント
表面の内側にスキ間

ベースカットで重めにつくっていると、動きがつきにくく、スタイリングも大変です。
だからといって、表面の髪を削ってしまうとパサパサして、見た目がよくありません。

ツヤを保ちながら動きも出しやすくするには、頭頂部の髪をめくった内側にスライドカットを入れることがコツです。
毛の側面を削るようにして空間をつくってあげれば、ナチュラルな毛流れを出すことができます。

 

 

必ずやりたいポイント
耳まわりに空間づくり

耳中心カットで収まりは良くなりますが、人によっては生え際と耳が近かったり、耳後ろの毛量が特に多かったり、膨らんで野暮ったくなる原因に。

耳の形に沿って削っておいてあげると、よりスッキリします。

髪が生えている方向に合わせて前後を分けて、空間ををつくるイメージでスライドカットを入れましょう。

 

 


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