感覚的になりがちなセニングカットのテクニックですが、「ヘアスタイルを“アウター”と“インナー”に分けてイメージすると、どこにアプローチすればいいのか格段に見えやすくなる」。そんな目からウロコのお話が次々飛び出した、LANVERY菅野太一朗さんによる「オトナ髪の質感カット」セミナーを10/9に開催しました! セニングを使いこなすヒントが散りばめられたセミナーの様子をご紹介します!
お客様を“常連”にする
プチリニューアルとフルリニューアル
テクニックはもちろんだけど、「セニングを使って、いかにお客様にリターンしてもらうか?」というのも今回のセミナーの大きな目的の1つです。
大胆なチェンジに抵抗感のあるオトナ女性のお客様に「信頼感」を与え、「任せたい」と感じてもらうのに効果的なのが
プチリニューアル
フルリニューアル
という二段構えのアプローチ。
このセミナーの中でも、初回来店時→プチリニューアル、再来店時→フルリニューアルという流れで、モデルさんを2回スタイルチェンジします。
信頼を得る=悩みを引き出す
カウンセリング
今回のモデルさんは、菅野さんも初めてカットする方とあって、実際のサロンワークとほぼ同じようにニーズを探っていきます。
何気ない会話から、これまでやってきたヘアスタイルや、今解消したい悩みなど、提案に必要なデータを様々収集していきます。
菅野さんは、モデルさんの「下のほうが多くて膨らむ」、「巻いてもすぐ取れてしまって持たない」という悩みをまず改善してあげることで信頼感を得られるのでは? とプチリニューアルのプランを立てます。
まず“アウター”を整える!
菅野さんがヘアスタイルをつくるときに考えているのが、“アウター”と“インナー”。
アウターは、フォルムやウエイト、アウトラインといった、ヘアスタイルの外枠のこと。
対してインナーは、グラデーションやレイヤー、セクションをつなげる / つなげない、といった内側の構造や、毛量のこと。
レングスを変えないプチリニューアルでも、レイヤーを入れなおしたりして動きやすいベースをつくり、外枠を整えていきます。
アウターのカタチにあわせて
“インナー”を調整
「アウターとインナー、両方のバランスをイメージしてカットすると完成度が高まります。アウターをちゃんとつくることで、どこのインナーを減らせばいいのか、分かりやすくなりますよ」とのこと。
ウエットで深めの位置から間引くようにセニングを入れて内側に空間をつくって、さらにドライで細やかに間引いてやわらかさを出していきます。
触るとわかる
あ、軽い!
カット前とカット後で、来場者の皆さんにもモデルさんの髪に触れてもらいました。
見た目は重さがあるのに、触ってみると、やわらかさと軽さが実感できます。
仕上がりにモデルさんもニッコリです。
“アウター”と“インナー”で考えるセニング②<フルリニューアル編>
につづく
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