ミニマムショート①【髪質に合わせてつくり分ける】

キュッとしたネープに、高めのウエイトが潔いミニマムショート。長めショートから次のステップに進みたい、お洒落感度の高いお客様にピッタリのヘアです。ばっちりフィットさせるには、クセやアタマの形に合わせて、セクションの取り方や段のつけ方をカスタマイズしてあげることが必須ですよ! では実際、どんなところで合わせていくのか? ミニマムなショートヘアを多数打ち出している、JENO堀江昌樹さんのデザインで見てみましょう。

ヘア・テクニック解説 / 堀江昌樹 [JENO]

カスタマイズ for 軟毛①
ペタッとして縦長になりやすい人は
つなげないカットでメリハリアップ

こんなお客様にオススメ

■やわらかくて根元がペタッとしやすい
■バックの奥行きが出にくい
■ボリュームがなくて縦長シルエットになりやすい

ミニマムショートをお洒落にするコツは、適度なシルエットの丸みと、メリハリ感。特にサイドビューで見せるバックの奥行き感は、お客様を魅力的に見せるためのキーポイントです。

軟毛で根元がペタッとしやすいお客様には、グラデーションの段差で、スソに丸みをつけてあげましょう。
さらに、ネープはレイヤーの段差でタイトにして、そこにグラデーションが被さるように構成すると、後頭部にしっかりメリハリを効かせることができます。

カスタマイズ for 軟毛②
トップにボリュームが出ない人は
重めグラ+ハイレイヤーで立体感アップ

こんなお客様にオススメ

■髪がやわらかくて細い
■トップにボリュームが出ない
■丸みはあるが髪が寝やすい

ボリューム感が出ず、アタマのカタチなりにペタッとしてしまう髪質の場合は、すそからトップまで、段の角度を調整しながら髪を積み重ねてシルエットをつくるのが効果的です。ベースカットの時点で、カタチをつくり切ってしまったほうが、メリハリを出すことができます。

アタマを、上下2つ+頭頂部で分けて、下半分は軽め上半分は重めにカットしてウエイトをハッキリさせます。頭頂部は、レイヤーの中でも段の幅が広いハイレイヤー。短い髪をつくってあげることで、ボリュームを出しやすくできます。

カスタマイズ for クセ毛①
波状のクセで広がりやすい人は
重めに切ってドライで調整

こんなお客様にオススメ

■髪が硬くて多い
■ハチまわりが広がりやすい
■大きな波状のクセがある

髪が硬くてクセがある場合は、膨らむことで、シルエットのメリハリがつきにくいことがあります。どの部分が特に膨らみやすいのか、カウンセリングでしっかり把握して頭の形に合わせて細かくセクションを取って切ることがポイント。

ウエットカットでは、ジャストな長さよりも少し余地を残して、膨らみやすい部分に重さを残してカット。ドライ後、クセを確認しながら、アウトラインを調整します。

また、軽さを出すときは間引くのがオススメ。
クセに合わせて、スライドカットなどで重い部分に隙間をつくってヌケ感を出しましょう。

カスタマイズ for クセ毛②
うねってハネる人は
グラの段差でおさめる

こんなお客様にオススメ

■生え際にうねるクセがある
■クセでハネやすい
■髪が細め

クセでハネてしまう場合は、上が長く下が短いグラデーションの段差で、毛先に丸みをつけて収まりやすくします。

特にアウトラインがハネやすい場合は、アウトラインセクションの幅を広くして、厚みをつくっておくことも大切。

全体をグラデーションの構成にすると表面が長くなってカドが出るので、カド取りレイヤーを入れてカタチをなめらかにして仕上げましょう。

次回は、この4スタイルのモトになっているミニマムショートのプロトタイプを解説します!
お楽しみに!


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