マッシュショート②【基本スタイルのセクション分け】

TOMOTOMO vol.10にてBelle藤原愛莉さんに提案してもらったマッシュショート。今回は、その基本形スタイルの「セクション分け」のお話です。「セクション分け」を知っておくと、マッシュショート①髪質に合わせる4つのケース】で紹介したような、様々なお客様の髪質やアタマのカタチ、似合わせにも対応できるようになります!
ヘア・テクニック解説 / 藤原愛莉 [Belle]

マッシュショートの基本スタイルを
じっくり観察!

こちらがマッシュショートの基本スタイル。
まずじっくり見て、どんな情報が得られるかザックリ挙げてみましょう。

→ぽこっと丸いカタチ
→前髪は顔に沿ったマッシュライン
→顔まわりは厚みがあるけどタイト
→サイドはほぼ水平
→ウエイトは鼻の高さくらい
→えり足は軽めでタイト
→表面はコンパクトでスソに丸みがある
…etc

こんなところでしょうか。
印象を捉えたら、前・横・後ろを、もうちょっと細かくみていきます。

タイトなネープと
ぽこっとした丸さをつくるバック

まず、ネープ部分に注目です。
くびれているえり足と、しっかり丸みのあるバック、という風に髪の積み重なり方に差があるのが分かると思います。

また、アウトラインとバックの段の角度にも着目したいところ。
アウトラインは水平ですが、バックはセンターから耳後ろに向かう前下がりに段がついています。

このように、段の付き方に差があるので、えり足とバックでは切り方が違っている、つまりそれぞれ分割して切っている、と考えられます。

バック~サイドのバランスで
顔まわりを決める

サイドでは、まずシルエット全体の印象を捉えてみたいと思います。

・バックのウエイトからサイドのアウトラインにかけて…前下がり
・サイド…ほぼ水平
・顔まわり…前上がり(後ろ下がり)

バックからサイドにかけては段がついていますが、顔まわりは毛先にしっかり厚みがありますね。

このことから、いったんバックから前下がりボブを切って、その後に顔まわりを切るセクションを取っている、ということが読み取れます。

最後に顔まわりを切るこの手順。
メリットは、バックからサイドにかけてつくった長さや丸みに合わせて、似合わせを考えられるところ。
顔まわりに向かって長さと厚みを残しておくことで、調整をきかせやすくすることができます。

マッシュラインは2つのセクションで
似合わせる

最後はフロントです。
マッシュラインをよく見てみると、アウトラインの角度が変化しているポイントがありますね。

目の位置で、ややラウンドしている真ん中急な角度の顔まわり、という風に分かれています。
つまり、真ん中でバングセクションを取ってから、顔まわりのセクションを取ってサイドとつなげている、ということ。

真ん中ではバングの幅と厚みを決め、顔まわりでは前上がりの角度や厚みを調整する役割があります。
似合わせを考えるうえでは、この2つのセクションでどんなラインをつくるかがポイント。

サイドの段や厚み、シルエットとの相性もチェックしたいところです。

前下がりのシャープさと
マッシュのやわらかさを共存させる
セクション分け

マッシュショートの基本スタイルのセクション分けは、

バック
・ネープ(タイトなえり足をつくる)
・アンダーセクション(ぽこっと丸いウエイトの土台)
・ミドルセクション(ウエイトをつくる)
・オーバーセクション(表面の自然な丸みをつくる)

サイド
・アウトライン(長さを決める)
・オーバーセクション(表面の自然な丸みをつくる)

フロント
・バングセクション(前髪の幅と奥行きを決める)
・顔まわりセクション(マッシュラインの角度と厚みを決める)

表面
・トップセクション(表面の軽さとシルエットを決める)

このマッシュショートの構成は、いったん前下がりボブを切ってから、前髪を起点にマッシュラインをつくる、というもの。かわいらしくなりやすいマッシュルームに、前下がりのシャープ感を付け加えられるだけでなく、サイドの厚みや長さに応じて、似合わせを考えやすいメリットがあります。

セクション分けをイメージすれば、「どの場所で何をするか」がはっきりしてくるので、似合わせに重要な顔まわりはじっくり切ったり、バックは時短したり、カットの時間配分もしやすくなりますよ。


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