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色気アップの外ハネパーマ 質感カット編

こんにちは、TOMOTOMO編集部です。前回の記事に引き続き、「外ハネパーマ」です。今回は、セニングやスライドカットを使った質感カットを紹介。テイストづくりのポイントである「色気」を出すための“ほつれ感”づくりを見ていきましょう。
ヘアスタイル制作 / 阿形聡美 [NORA Journey]

 

 

 

ほつれ感+パーマのサポート
が質感カットの目的

今回の外ハネパーマスタイルは、ベースカットの時点では、段も少なめで結構重めです。

以前の記事で「パーマには軽さが必要」と書きましたが、こうした段の少ないスタイルは質感カットで軽さや隙間をつくっていきます。

ポイントは、どんなワインディングをするか、に合わせて質感カットを入れること。ハネさせたいのか、クニャンと曲げたいのか、ゆるく曲げたいのか、に合わせてテクニックを使い分けて、ほつれ感をつくっていきます。

 

 

ほつれ感をつくるのは
3つのテクニック

全体的に質感カットを入れますが特に、厚みがあって“動きにくそう”な毛束を捕まえることがポイント。そして、場所(どうやってワインディングするか)に合わせて3つの質感カットを使い分けます。

外ハネにしたいところ
☞外ハネセニング(セニングを反らしながら入れる)

束感とカールが欲しいところ
☞スライドカット(毛束を取って側面をけずる)

S字にクニャンと曲げたいところ
☞ねじりスライドカット(毛束をねじって側面をけずる)

 

 

ウエットセニングで
毛先を動かしやすく

質感カットの前に、ウエットでセニング。これは、毛先をぼかす目的があります。特に、レングスチェンジをして毛先に厚みがあるときは、ぼかしておくとパーマの動きを出やすくなる効果も。

セニングは、アウトラインになる場所と表面とで、少し入れ方を変えています。

アウトライン
☞外ハネセニングでハネる動きを強調

表面
☞カットラインと平行に入れ馴染ませる

 

 

アウトラインと表面で
スライドカットを使い分ける

フロントの質感カットです。ここは、アウトラインと表面でスライドカットを使い分けることがポイント。

ハチ下のアウトラインになる場所は、外ハネのカールをつけたいので通常のスライドカットで隙間をつくって動きやすくしています。

前髪を含むハチ上表面は、S字のウエーブを出したいので、ねじりスライドカットでランダムな動きを出しやすくしておきます。

ハチ下アウトライン
☞スライドカットで隙間づくり

前髪~ハチ上表面
☞ねじりスライドカットでランダムな動き

 

 

溜まりやすい耳後ろは
ポイントでセニング

バックもフロントと同じような考え方で、外ハネのアウトラインをつくる下半分と、表面の上半分で、スライドカットを使い分けます。

ポイントは耳後ろのボリュームダウン。ここは髪が溜まって厚みが残りやすいので、セニングで間引いておくと、適度な抜け感を出しやすくできます。

アタマの下半分
☞スライドカットで隙間づくり

耳後ろ
☞セニングで間引く

アタマの上半分
☞ねじりスライドカットでランダムな動き

 

 

つくりたい動きに合わせて
どう減らして、どう残すか

質感カットやセニングでイメージしたいのは、どこを減らして、どこを残すか。例えば外ハネにしたいと思ったら、内側を減らすよりも、外側を削ったほうが、押さえつける力が弱まってハネやすくできたりします。

軽さや段をつけることで髪を曲げやすくできるから、パーマでどんな動きを出したいのかという目的をイメージして、切り方をいくつか使分けるのがオススメです。

 

 

 


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