ブローしなくても、乾かすだけで髪がまとまる。
10月15日に発売されるTOMOTOMO vol.11は、Cocoonが提唱する「ノンブローカット」の大特集。TOMOTOMO LABO.でもその考え方をを紹介していきます!
hair 泰斗 make-up おのかえで
まずは頭のとらえ方から。
頭は丸い。このあたりまえの常識を、カットのセクション分けにも使っていきます。
たとえばワンレングスのカット。ワンレンは一般的に横スライスでダウンシェープして切っていきますね。
こんな風に頭を水平に分けて切ると……
髪はセンターで左右に振り分けられて、横にたまります。当然サイドに厚みが出てきます。
クラシックなワンレングスにしたい場合はOKですが、内巻きに丸く仕上げるには、カットの後、ブローが必要になりますね。
サイドに厚みを出したくない
次にノンブローカットでワンレングスを切ってみましょう。
頭のいちばん外側に出ている点をつなぐと、こんなラインになります。
このラインを目安に、頭をこんな風に分けて切ります。シェープは頭の丸みに合わせて。
すると先ほどとは違ったワンレングスに。
サイドに髪がたまらず、角ばりのないフォルムになっています。ブローしなくても、いい感じの丸みが出るんです。
骨格のいちばん外側に
出ているゾーン
カットだけで自然にまとまるのはなぜなのか? もう一度この図を見てください。
頭のいちばん出ている部分をつないだライン。
このライン付近は、頭のハチを含むゾーンです。
このゾーンの髪の特徴は……
このゾーンの髪って、まっすぐ下に落ちないのです。説明してみるとあたりまえの話なんですが、根元近くは骨格の上に乗っていて、そこから毛先が下に落ちます。これを意識してシェープして切ると、頭の丸みに沿ったフォルムに近づけられるのです。
骨格のいちばん外側に出ているゾーン……ここの髪がどう落ちるのか見極めて切る。
これだけ意識するだけでも、カットはかなり変わってきます!