耳かけショート⑧【プロトタイプをお客様にカスタマイズ】

『TOMOTOMO vol.10』に掲載の耳かけショートプロトタイプ(WIG)をベースにして、お客様にショートスタイルを提案してみましょう! どこを、どうアレンジすれば、お客様にフィットさせることができるのか? カスタマイズの一例をご紹介! プロトタイプのベースカットは、③【ベーシックスタイルを切ってみる 前編】④【ベーシックスタイルを切ってみる 後編】をチェックしてみてくださいね。

テクニック / 柳原弘樹 [AFLOAT D’L]

硬め多毛のボブを・・・
スリークヌケ感ショートに!

まず、今回のお客様のBEFORE → AFTERです。
【耳かけショートプロトタイプ】をアレンジして、ワンレングスベースの重めボブを、ヌケ感が出やすいショートにチェンジしていきます。

お客様の髪を知る

カスタマイズするにあたって、お客様の髪質を知ることは最重要ポイント。
美容師の目線でチェックすることはもちろん、お客様のライフスタイルや、今気になっていることも引き出してあげましょう。

このお客様の髪の特徴は→→→

■フェイスラインの髪が前に落ちやすい
■額のこめかみ上が狭め(サイドのこめかみ上が広い とも言えます)
■サイドのこめかみ下が狭め
■えり足が浮きやすい
■右みつえりに寄りグセがある

ご本人が気にしているポイントは→→→

■髪が硬いのでやわらかくしたい
■後ろがハネるのが気になる
■前髪が落ちてきてジャマ

カスタマイズプランを立てる

カスタマイズのコツは、セクションの幅段のつけ方を変えること。
このケースでのプランは大まかには、

前髪

■前に落ちやすいのでバングセクションを、浅め・狭めに取る
■顔まわりを別に取って、サイドに流れやすくする

サイド

■こめかみ下が狭めなので、イア・トゥ・イアを裾広がりに取る

バック

■ハネにくいように、オーバー・ミドルに重さを残す
■えり足のクセを抑えたいので、ネープにレイヤーは入れない

という風にカスタムする予定。

カスタマイズポイント①
バングセクションを狭めて
流す余地を残す

ウエットにしてカットスタートです。
プロトタイプと同じように、前髪からつくります。

額の幅に合わせてバングセクションの横幅を狭く設定。深さは、前に落ちてきやすい生えグセを考えて、浅くしておきます。
バングセクションを狭くしたぶん髪が残りますが、それは後で顔まわりとしてカットします。