カスタイマイズポイント②
サイドセクションを
裾広がりにする
前髪を切ったら、次はサイドへ。
こめかみ下のサイドが狭く、上が広いので、イア・トゥ・イアを裾広がりに取っておきます。ポイントは、髪を自然に下ろしたときに、毛量が揃うようにすること。
カスタマイズポイント③
流れやすいように
顔まわりセクションを取る
ウイッグでは、フェイスラインをサイドと一緒に切って、後で前髪とつなげるきり方をしましたが、「顔まわり」として分け取ってカットします。この髪は、バングセクションを狭めにして残したおいた髪です。
カスタマイズポイント④
サイドから
バックオーバーにつなげる
ウイッグではサイドを切ったあとにバックのアウトラインを設定しましたが、ネープにクセがあることを考えて、先にバックオーバーセクションの長さを決めます。シルエットやウエイト位置を決めてから、あとでネープを調整することにします。
カスタマイズポイント⑤
重さを残して
ハネにくくする
毛流によってハネやすいので、バックミドルセクションは重めに。
ノーテンションでカットして、自然に落ちる位置に合わせて切ります。この段階では重さをしっかり残しておいて、セニングカットやドライカットで軽さをつくることにします。
カスタマイズポイント⑥
ネープセクションを
広くしてクセを抑える
えり足に浮きグセや、寄るクセがあるので、重さと長さでクセを抑えやすくします。
みつ襟でアウトラインを重めにつくってから、ミドルとの間のカドをグラデーションで取ります。
ネープに軽さを出してスリークにしたウイッグに対して、グラデーションのフォルムでメリハリをつけるアプローチにしています。
間引いて軽さをつけて
FINISH
ベースカット後に軽さをつけますが、クセを抑えるためにグラデーションで切っているので、段のバランスはキープ。重い部分を間引いて隙間をつくってあげたら完成です。
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