Cut  

耳かけショート⑧【プロトタイプをお客様にカスタマイズ】

カスタイマイズポイント②
サイドセクションを
裾広がりにする

前髪を切ったら、次はサイドへ。
こめかみ下のサイドが狭く、上が広いので、イア・トゥ・イアを裾広がりに取っておきます。ポイントは、髪を自然に下ろしたときに、毛量が揃うようにすること。

 

 

カスタマイズポイント③
流れやすいように
顔まわりセクションを取る

ウイッグでは、フェイスラインをサイドと一緒に切って、後で前髪とつなげるきり方をしましたが、「顔まわり」として分け取ってカットします。この髪は、バングセクションを狭めにして残したおいた髪です。

 

 

カスタマイズポイント④
サイドから
バックオーバーにつなげる

ウイッグではサイドを切ったあとにバックのアウトラインを設定しましたが、ネープにクセがあることを考えて、先にバックオーバーセクションの長さを決めます。シルエットやウエイト位置を決めてから、あとでネープを調整することにします。

 

 

カスタマイズポイント⑤
重さを残して
ハネにくくする

毛流によってハネやすいので、バックミドルセクションは重めに。
ノーテンションでカットして、自然に落ちる位置に合わせて切ります。この段階では重さをしっかり残しておいて、セニングカットやドライカットで軽さをつくることにします。

 

 

カスタマイズポイント⑥
ネープセクションを
広くしてクセを抑える

えり足に浮きグセや、寄るクセがあるので、重さと長さでクセを抑えやすくします。
みつ襟でアウトラインを重めにつくってから、ミドルとの間のカドをグラデーションで取ります。
ネープに軽さを出してスリークにしたウイッグに対して、グラデーションのフォルムでメリハリをつけるアプローチにしています。

 

 

間引いて軽さをつけて
FINISH

ベースカット後に軽さをつけますが、クセを抑えるためにグラデーションで切っているので、段のバランスはキープ重い部分を間引いて隙間をつくってあげたら完成です。

 


▼プロトタイプをベースにしたスタイルバリエーションは…
耳かけショート①【バリエーションをつくるには?】

▼セクション分けの考え方は…
耳かけショート②【スタイルをセクションに分けてみる】

▼フロントの切り方は…
耳かけショート③【ベーシックスタイルを切ってみる 前編】

▼バックの切り方は…
耳かけショート④【ベーシックスタイルを切ってみる 後編】

▼ドライカット・バック側は…
耳かけショート⑤【ヘアをやわらかくするドライカット 前編】

▼ドライカット・フロント側は…
耳かけショート⑥【ヘアをやわらかくするドラカット 後編】

▼スタイリングテクニックは・・・
耳かけショート⑦【やり過ぎない!お洒落スタイリング】

 


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