「すれ違った人を『あ、いいな』って思うのって、横顔だったりしません? 実は他人からは正面より後ろとか横が見られてるんですよね。横顔がかっこいい髪にしませんか」――gricoの宮永えいとさんはお客様にこんな話をして、サイドやバックの重要性を伝えているそう。今回は後ろに見せ場があるスタイル「もこネープ」のカット動画をお届けします。
後頭部のはり出しが
頭の形をよく見せる
ウルフに続いてえいとさんが切ってくれたのは、これまた女子にも男子にも使えそうなショートグラデーションです。女の子がするとボーイッシュ、男の子がすると中性的でかわいい感じになりそうですね。そして何より頭の形がよく見えるので、全身のスタイルもよく見えそうです。
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まずはスタイルの紹介。「もこネープ」のネーミングの由来がわかる。こんなスタイルだったら横顔に自信がもてますねー。
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バックのウエイトを作るカット。頭の形を見て「ここにふくらみが欲しいなー」というところを見極めてください。
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サイドはバックとつなげて、やや前上がりのラインで切っていきます。
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バングのカット。アシンメトリなので、右と左でサイドとのつなげ方が違います。
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チェックカット。小さなカットですが、これをやるかやらないかでフォルムの整い方が違ってきますよ。
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セニングのテクニックです。バックのはり出しを目立たせるためにも、ネープは多めに削いでタイトに締める!
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スライドカットで質感を作っていきます。重さを活かしたスタイルなので、削ぎ過ぎ注意です。バランスを見ながらカットして。
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スタイリングのテクニック。最初は大きく作って、ネープや顔まわりをタイトに締めて仕上げます。
動画はいかがでしたか?
ねらったところに重さを出せるようになると、フォルム作りに自信がついて、スタイリングだけに頼らなくてもよくなります。ショートグラデーションのカットは覚えればずっと使えるので、ぜひ練習してみてくださいね。