こんにちは、どんな風にパーマをアプローチしたらサロンの人気メニューになるのか探求中のTOMOTOMO編集部です。前回の記事に引き続き、ベースカット・セニング・ワインディングの関係性を見ていきます。今回はバック。サイドや前髪に比べて格段に範囲が広いので、より「アタマをブロック分けして捉える」考え方が役に立ちますよ!
ヘアスタイル制作 / 柳 亜矢子 [broocH]
CONTENTS ・重なり分かりやすくするコツはブロック分け |
重なり分かりやすくするコツは
ブロック分け
今回も『TOMOTOMO VOL.12』に掲載中のスタイルを例にして考えていきます。(フロントはカットとワインディングの連動❶で!)
バックは他のどの場所よりも範囲が広く、髪の量も多い場所。パーマをかけるにしてもカットするにしても、どうやったらカタチになるのか、いまいちピンとこない人もいるんじゃないでしょうか。そんなときに押さえておきたいポイントは4つ。
❶生え際~トップまでの髪の重なりを組み立てる ↓ ❷アタマをブロックに分けすれば重なりを考えやすい ↓ ❸ブロックはアタマの傾斜を目安にすると分けやすい ↓ ❹アタマの傾斜はざっくり4つ (生え際~ぼんのくぼ / ぼんのくぼ~一番出っ張てるところ / 一番出っ張てるところ~ハチ / ハチ~頭頂部) |
アタマの丸みに合わせてブロック分けすることで、髪がどこに落ちて、どんな風に重なるのかがイメージしやすくなります。
生え際~ぼんのくぼは
細めロッドでしっかりウエーブ
では、それぞれのブロック単位でベースカット・セニング・ワインディングがどう関連し合っているのか見ていきましょう。
まず生え際~ぼんのくぼのネープ。
ベースカット☞ セニング☞ ワインディング☞ |
ここは結んだりしたときに見える場所なので、生え際は細めのロッドでしっかりウエーブを出します。ぼんのくぼ位置は、長さに合わせてロッド径を1つ上げています。
ぼんのくぼ~一番出っ張てるところは
ウエーブが溜まらないように
ぼんのくぼ~後頭部の一番出っ張っている部分です。頭の傾斜が下から上に向かって変化する場所。
ベースカット☞ セニング☞ ワインディング☞ |
ワインディングは2段に分けて巻きます。1段目はほぼワンレングスなので、細めのロッドでしっかり動きをつけます。2段目はロッド径を1つ上げて、カットの段も利用しながら抜け感を持たせていきます。
一番出っ張ってるところ~ハチは
カットの段を活かして抜けをつくる
一番出っ張ってるところ~ハチのブロックです。
アタマの傾斜が頭頂部に向かって登っていく場所。
ベースカット☞ セニング☞ ワインディング☞ |
カットでつけた段を活かして抜け感をつくるポイントは、オンザベースに引き出して巻くこと。ロッド径も1つ上げて大きいウエーブにして自然な印象に。
ハチ~頭頂部は
抜けのあるウエーブで表面を動かす
ハチ~頭頂部のブロックです。
頭頂部はフロントトップを巻くときに一緒に巻いているので、ここではハチだけ巻きます。
ベースカット☞ セニング☞ ワインディング☞ |
ここも、カットでつけた段を活かしてウエーブにズレをつくり、抜け感をつくります。アタマの傾斜がさらに登っている場所なので、ステムが下がりやすいのが注意ポイント。アタマの面を意識して、オンザベースに引き出して巻くのがコツです。
アタマの傾斜を目安に
ブロック分けしてみよう
2回にわたってお届けしてきたカットとワインディングのつながり、いかがでしたか?パーマが苦手な方は、まずアイロンで形をつくってみることがオススメです。そのときにも、アタマの傾斜を基準にブロック分けして、どんな風にウエーブを組み合わせて重ねるといいのか、イメージしてみるといいですよ。
パーマはヘアスタイルの形だけじゃなく印象も変えられるツールなので、マンネリ感を抱えているお客様がいたら、ぜひオススメしてみてください!
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