忙しいオトナ女子の毎日のキレイをサポートできる、「パーマ」というツール。スタイリングが“ラクちん”かつ“お洒落”な、コールドパーマでつくるウエーブデザインのアイデアをご紹介します。ぜひ、お客様への提案にどうぞ!
ヘア・テクニック / 柳 亜矢子 [broocH]
STYLE.1 ミディアムボブ
なめらかウエーブ+前髪ランダムウエーブ
根元からのなめらかなウエーブに、前髪のランダムウエーブがお洒落感を利かせるデザイン。大きなウエーブでも野暮ったいボリュームにならないのは、ベースカットでの段差と毛量を均一化するセニングテクニックを施しているから。
ワインディングは基本オンザベースの毛先巻きですが、浮きやすさなど、生えグセに合わせてステムを調整します。ダメージが少ないネープなど、内側はロッド径を細くして均一にウエーブをつくります。
【モデルさんの髪質】
●トップにボリュームが出ない
●顔まわりが寝やすい
●バックの毛量が多い
●ネープが浮く
使用ロッド径 / 15ミリ、17ミリ、20ミリ
※髪の太さ、硬さ、ダメージにより適宜調整
STYLE.2 Aラインボブ
根元のクセにつなげるまとまりUPウエーブ
クセでまとまりにくいと悩んでいるお客様に提案したいデザイン。もともとのクセとパーマのウエーブをつなげることで、まとまりやすく、適度な束感と抜け感を出しやすくできます。
お洒落感をアップさせるには、ベースカットのときにあえてカドを残し気味にして、Aラインにしておくこと。
ワインディングは頭の丸みに合わせながらの平巻きダウンステムで、生え際から表面に上がるにつれて、ロッド径を上げながら根元を空けることがポイントです。
【モデルさんの髪質】
●根元にうねるクセがある
●湿気で広がりやすい
●やわらかくて細い
使用ロッド径 / 13ミリ、14ミリ、15ミリ、17ミリ、20ミリ
※髪質、クセのうねりに合わせて適宜調整
STYLE.3 マッシュショート
毛先が遊ぶやわらかクセ毛風ウエーブ
セルフスタイリングではちょっと難しい、クセ毛風のニュアンスを簡単に再現できるデザイン。クルンとした毛先の遊びを出すには、ベースカットのときに、毛先を逃がすように段を入れることがポイントです。
ワインディングはベースカットの段に合わせながら、横~斜めスライスを取ります。シルエットをイメージしながらステムを調整することで、自然な動きになります。
ショートヘアの場合ネープの毛先を気にする方も多いですが、ピンカールで巻くことで首に沿うカールに。
【モデルさんの髪質】
●ややクセ毛で寝やすい
●ニュアンスをキープしにくい
●えり足は直毛
使用ロッド径 / 15ミリ、17ミリ、20ミリ
※レングスやイメージするウエーブに合わせて適宜調整
STYLE.4 ミディアムレイヤー
ムードを醸す抜け感ウエーブ
根元から動く立体感のあるウエーブがムーディーなデザイン。髪が真っ直ぐで動きにくかったり、寝やすい髪質の方でも、抜け感や遊びを利かせやすいスタイルです。
しっかり動きをつけるぶん、毛量や髪質によってはボリュームが出すぎてしまうので、トップレイヤーなどの段差や毛量調整で厚みを整えてあげることがポイント。
お洒落感を高めるコツは、顔まわりを独立させること。全体がまとまりのある平巻きなのに対して、顔まわりをスパイラル巻きにすることで、よりニュアンスを再現しやすくできます。
【モデルさんの髪質】
●柔らかくて寝やすい
●サラサラした直毛
●形をキープしにくい
使用ロッド径 / 12ミリ、13ミリ、14ミリ、15ミリ
※ダメージや形のつきやすさに合わせて適宜調整
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