カウンセリングの定番「スタイリングする?しない?」でカラー提案!

「普段どれくらいスタイリングに時間をかけている?」
美容師の皆さんが、スタイル提案をするときに必ずチェックしているポイントだと思いますが、カラーを提案するときにも必ず確認しておきたいことなんです。

取材協力 / 井上朋太郎 [iro.]

新しいカラー提案は
ライフスタイルのチェックから

カットの場合、普段スタイリングをしない方にはハンドドライだけで形になるように少しメリハリをつけて切ってあげたり、アイロンで巻く方には間を抜いて動きやすくしてあげたり。「スタイリングする / しない」に合わせて、カットの提案の仕方を変えている方も多いんじゃないでしょうか。

実はカラーでも、「スタイリングする / しない」をチェックすることで、新しい提案のチャンスにつながります。そして、お客様にアピールすべきは、いつもと同じスタイリングをするだけで違ったニュアンスを出せるということ。

「スタイリングする / しない」は
ホイルワーク提案のチャンス!

スタイリングに絡めて提案しやすいのは、ホイルワーク。

アイロンなどでスタイリングする方にとっては、いつもよりもシンプルな方法で動きを感じられるようになるし、あまりスタイリングに時間をかけたくない方にとってはハンドドライだけでもリズム感をつけられるメリットがあります。

そして、「スタイリングする / しない」は、ベースと差をどれくらいつけたらいいか? というデザイン設計の判断基準になるんです。

スタイリングする人には
最小限の差でOK

毎日アイロンで巻いていたりと、自宅でしっかりスタイリングできるお客様なら、ベースとの明度差は小さくてOKです。シンプルなスタイリングでも立体感が出るので、髪の重なりや落ちる位置に気をつけてホイルを配置してあげれば大丈夫。

特にアイロンユーザーの場合、熱ダメージも気になるところなので、髪の状態を複雑にし過ぎないほうが今後のカラーリングプランも組み立てやすいです。

スタイリングしない人には
コントラストをつけて

ドライヤーでバーッと乾かすだけ、というスタイリングレスなお客様なら、少しコントラストをつけてデザインしてあげると、効果を感じてもらいやすくなります。より自然な雰囲気に仕上げるなら、明るさの差をつけるだけじゃなくて、チップ大きさやピッチをランダムにするのもありです。ハンドドライだけもリズム感が出るように、髪の重なりを見ながらホイルを貼るのがポイント。

単にデザインカラーを勧めるとハードルが高くなりがちですが、お客様のライフスタイルとスタイリングにかける時間を考慮した提案なら、もっと受け入れてもらえるはず。もしお客様の中で、スタイリングの手間に悩んでいたり、セットは苦手だけど遊びが欲しい、といった方がいればぜひ提案してみては?