えっ? イメージ違わない? って最初は思っちゃいました。
「低アルカリカラーよく使うんですよね」って志賀さんから聞いたとき。
理由がわかってみるとめちゃ納得。
カラーのQ&A、第3回めです!
Q.クリア剤をよく使っていますが、メリットはなんですか?
A.低アルカリカラー剤と組み合わせて使うと便利なんです。
ダメージが気になる髪に薄い色を出したい場合、14トーンあたりを使っちゃうと、アルカリが強くて負担がかかりますよね。
それを避けるために、低アルカリ6トーンをクリアで薄めて、14近くに持っていく、ということをよくやっています。
Q.複数の色を取り合わせるコツを教えてください。
A.色を考える前に、頭の形を立体でとらえて。
手始めに、頭のはち上とはち下で分けて考えるクセをつけましょう。
はち上の髪に入れた色と、ネープのくぼんだところに入れた色では、全然見え方が違います。
これを踏まえたうえで、色と色の相性を考えましょう。
合わせた時に、お互いの色がどれくらい映えるのか、どれくらい馴染むのか。
この色使いたいけど出方が強すぎるな、と思ったらホイル少なくするとか、そういう調整が必要です。
Q.ねらった色を出すには、たくさんのカラー剤をそろえた方がいいですか?
A.僕のサロンはカラー剤の本数、かなり少ないです。単色系のものが多くて、それを自分で配合して、いろんな色を出すようにしています。
最近はそのまま色が出る製品もあるんで便利なんですけど、カラーの理解を深めるには、単色同士を配合して色を作れた方がいいと思っています。
自分で色を作れると、勉強になる以外にもいいことありますよ。
「今日は特定の色ばっかり出ちゃって在庫が足りない…」なんてトラブルも起こりません。作れますから。
それに個人対応できるのも大きなメリット。たとえばアンダーの赤がすごく強いケースだったら、赤を抑える色を多くして…というような対応ができるようになります。
仕上がっちゃってる色ばかり使っていると、こういう計算ができなくなってしまうんです。
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