Color  

TOMOTOMOヘアカラー通信2「メンテナンスに新鮮グリーン」

 

人によって印象が変わる色

 

グリーンって不思議な色で、人によってマニッシュにも女らしくも中性的にもなります。その人のある部分を強調する色なのかもしれません。

今回のモデルさんは、かっこよさとあどけなさが表情ごとにくるくる入れ代わってる感じ。動画では特にそんな気がしました。

 

プリン状態からのメンテナンス

 

 

カラー前の状態。金髪にしてから根元が伸びて、半年近く。次どうしようか? というシチュエーションでした。

 

 

モデルさんはずっと個性的なカラーを楽しんできた人。ヘアを担当した野村亮介さんはそのカラーヒストリーをよく知っていました。そこで、今回は今までしたことないグリーンを楽しむ提案をすることに。

 

伸びた黒毛にハイライトを入れて…

 

 

グリーンを入れる前の下地づくり。

半年分伸びた黒毛部分に、ホイル9枚分ブリーチをします。

 

 

こんな風に、黒毛と金髪の境目をあいまいにしておきます。

 

 

オンカラーはグリーンにシルバーをプラス

 

次にグリーンをオン。

「ただ、グリーン1色だけだとコントラストが強すぎて派手になってしまうので、部分的にシルバーの毛束を作って、全体をなじませます」と野村さん。

 

 

こんな風に、スライシングでシルバーのホイルを7枚入れてあるそうです(写真は仕上がり後にホイル配置を再現してもらったものです)。

 

 

make-up/Mari Kobayashi

 

最初、「黒を残しているからグリーンがなじんで見えるんだな」と思っていたのですが、シルバーも一役かっていたとは。

プリン状態からのメンテナンスも、いろいろ楽しめるアイデアがあるんですね。

 

このスタイルをつくった人

 

野村亮介

ル・トーア東亜美容専門学校卒業後、都内のサロンに勤務。日本とは異なるヘアカラーの色彩に魅かれ、2016年よりロサンゼルスに渡って技術とデザイン力を深める。現在フリーランス。帰国中は新宿のシェアサロンでお客様を迎えている。

 

 


「ヘアカラー通信」で紹介したスタイルを含む
デザインカラー24点を解説

TOMOTOMO VOL.13
色の配置と組み合わせのアイデア・カタログ
図でわかるデザインカラー

4月15日発売
¥2,500+TAX

タイトルとURLをコピーしました