「少ない手数で効果を引き出す!ホイルワークカラー講座」レポート

ダブルカラーやインナーカラーなど、複数の色を心地よく組み合わせるカラーリングで、たくさんのファンから支持を集めているWille志賀尚之さん。今回のセミナーでは、時間がかかりがちなダブルカラーを少ない手数で、しかも効果を最大限に発揮するテクニックをたくさん紹介! さらに、志賀さん鉄板レシピの公開や、お客様に「自分という美容師」をどうアピールするか?など、気になるお話がどんどん飛び出しました。
lecturer / 志賀尚之[Wille]
support / MOMO[Wille]

ドラマティックな
グラデーションの秘訣は
クリア・強調色

第1部は2つのウイッグを使ってのレシピ解説。
1点目は濃いパープルから、アッシュみのある毛先につなげる4層のグラデーションカラーです。

実はこの色味、全てアルカリカラー剤!
出したい色を軸にして、クリアと強調色のバランスで、なめらかな色の移り変わりを出しているそう。
色の軸をブラさないことで、褪色さえも楽しめるカラーに。

シアーな色は
低アルカリカラー剤を使え!

続いて2点目。
ベージュベースに、インナーにイエローを効かせたデザインです。

志賀さんの色の特徴はなんといっても、そのシアー感。
ビビッドな色でも、ふんわり柔らかさがあります。

それを可能にしているのが、実は低アルカリカラー剤なんだとか。
シアーな色なら、低アルカリカラー×オキシ3%(以下)でのレシピが最適とのこと。
しかも、ブリーチベースの髪に余計な負担もかけなくて済むから、とっても効果的です。

ベース作り+レシピ+配置で
お客様をラクにしてあげる

グラデーションカラーやインナーカラーといったデザインカラーは、テクニック的に時間と手間をかけようと思えばいくらでもかけられるもの。

でもそれって、お客様にとって本当にハッピーなことなのか?
もっと短い施術時間で同じだけの効果が出せないのか?

それを追い求めたときに得られたのが
仕上がりの色にとって最適なベース作り
無駄のないレシピ
少ないスライシングで効果が出るホイル配置

表面の髪の広がる特性を活かして、下に入れたインナーカラーをウイービングのように見せたりするなどのテクニックの工夫や、カラー剤知識は、お客様側からの視点を大切にしているからこそ得られたものなんだと、志賀さんの語りから感じられます。

残留ティントだって活かせる!

第2部はいよいよモデルさん。
これまで赤系のカラーをしてきた履歴のあるロングのモデルさんを、ベージュベースにしてデザインを加えていきます。

まずはブリーチして、このくらい。
今までの履歴も影響して、ややオレンジみが。

「ベージュにするので、これくらいオレンジが残るのは好都合なんですよ」と志賀さん。
出したい色次第で、残留ティントも最短距離で結果に結びつけるための良いマテリアルになります。

塗布は手の指をフル活用!

早塗り&ムラ防止のコツは、手の指をフル活用すること。
特にパネルを持っている左手の親指は大活躍で、パネルを広げたりカラー剤を馴染ませたり、常に親指が動いています。
量もたっぷり塗って、髪の1本1本がカラー剤につつまれているような感じに。

ヘアスタイル+α
で強みを打ち出そう

放置時間をつかって、ダブルカラーとサロンブランディングをどんなふうに考えてる? というお話を。

+αの付加価値を持たせることの意味や、強みをどうやってお客様にアピールしていくのか? を志賀さんが打ち出す「2.5Dカラー」を例にしながら話します。

ホイル4枚でも効果は最大!

カラー完成!WilleイチオシのMOMOさんがスタイリングします。

仕上げの途中でも、いい感じにベースのベージュとハイライトのピンクがブレンドしているのがわかります。

じつはこのカラー、ホイルはたったの4枚なんです…!

およそ3時間半のセミナーでしたが、あっという間に終了。

最後の「インプットしたものは必ずアウトプットしてください」という志賀さんのメッセージには、編集部もハッとさせられました。

このセミナーで得たことを、編集部自身も次のコンテンツづくりのときにしっかり活かしたいと思います!

参加いただいた受講者のみなさん、モデルさん、志賀さん、MOMOさん、ありがとうございました!


志賀さんのテクニックをもっと知りたい方はこちらもどうぞ!
TOMOTOMO BASIC SERIES VOL.07
ブリーチハイライト入門