第1~5回まで、比較的鮮やかな色のデザインを紹介してきたTOMOTOMOヘアカラー通信。今回はぐっと大人のニュアンスあふれるスタイルを紹介します!
細かくハイライトを入れる
ヘアを担当していただくのはNORAの中迫ケンジさん。
まずはハイライトを作るため、ウィービングしてブリーチ剤を塗布していきます。
ウィービングは細めにとります。最近だと太めのハイライトも流行っていますが、大人向けカラーにしたいなら細めにした方が雰囲気が出ます。
ベースに塗布
ハイライト部分への塗布が済んだら、ベースの塗布に移ります。使った色はモノトーン。くすませたくないので、青やマットの色味が入っていないカラー剤を選びました。
塗布も終盤になると、モデルさんの頭も重そうですね。塗り終わったら放置タイムをとります。
チェックしてハイライト部分が十分明るくなっていたら、シャンプーブースへ移動!
流したらハイライトが消えちゃった!
の悲劇を避ける
さてシャンプーです。流し方に注目。
細いハイライトを入れて、ベースが濃い色の場合、シャンプー時に色が移ってハイライトが消えてしまうことがあるのです。
色が移るのを防ぐために、ホイルをはずさずに、ベースのカラー剤を洗い流します。
ベース部分だけ先にシャンプー。
洗い流します。
ホイルはぎりぎりまではずさない
ここでようやくホイルをはずします。でも、まだハイライトの毛束とベースの髪を混ぜませんよ。
この段階でもまだ、ベースの髪に触れさせないようにしながら洗い流します。
そして最後に、全体を合わせてシャンプーします。
おお! ハイライトが消えずにちゃんと出ていますね。
最後にハイライトの根元に、ベースとなじむ色を塗り、毛先まで伸ばします。
細いけどコントラストは強め
が大人のハイライト
仕上がりはこんな感じ。ダークめのベースに、細いハイライトが効いてる!
質感を柔らかく見せ、ヘアスタイルに透明感を出すハイライトの威力を見せてもらいました。
このスタイルを作った人
中迫ケンジ(NORA)
大学卒業後に美容の道へ。ル・トーア東亜美容専門学校卒業後、都内トップサロンに就職。2018年よりNORAに参加。[♯インスタ映えするハイライト][♯白髪をぼかすハイライト]等、若年層から大人世代までバリエーション豊かなハイライトデザインを提案している。
「ヘアカラー通信」で紹介したスタイルを含む
デザインカラー24点を解説
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