オトナ女子からの「大人っぽくしたい」というリクエスト、意外とあるんじゃないでしょうか? その悩み、パーマで解決してあげられるかも知れません。
ヘア・テクニック / 阿形聡美 [NORA Journey]
ヘルシーな色気には
“ほつれ感”!
「大人っぽくしたい」というリクエストの背景には、「スタイリングやメイクがアップデートできない」だったり、「そもそも童顔で大人っぽく見られない」などなど、人それぞれ様々な理由が隠れています。その中でも「今の自分にフィットするムードが欲しい」という気持ちが共通しているみたい。
そんな悩みには、“ほつれ感”のある色気パーマが最適です。
ほどよい束感とやわらかい曲線がヘルシーな色気を演出してくれるし、セットがニガテなお客様でもおうちで簡単にムードが再現できます。
色気のある“ほつれ感”は
やわらかさも大事
この2つは、アウトラインの長さ設定は同じ外ハネパーマ。10代や20代の若いお客様なら左のデザインでもいいのですが、オトナ女子の場合はもう少しやわらかさがあったほうがフィットしそうです。表面の曲線や、それによるちょっとしたくびれが、似合わせやすくなるポイント。”ほつれ感“もしっかり演出できます。
“ほつれ感”は
3つの連携でつくる
さきほどの2つの外ハネパーマ、実はカットの段階からこれくらいの違いがあります。ワインディングの違いももちろんですが、巻く前の時点で仕上がりに結びつきやすくしておくことがポイントなんです。つまり、「ベースカット」「削ぎのカット」「ワインディング」の3つがそれぞれ連携しあってできている、ということなんですね。
ハネさせたいなら
ハネやすく切る!
当たり前といえば当たり前ですが、外ハネパーマにするなら、そもそもハネやすく切っておくほうが正解。カットで、パーマの外ハネの動きをサポートしてあげるようなイメージです。
クニャンとさせたいところは
質感カットで曲がりやすく
ボブベースなど、重さがあるベースに“ほつれ感”をつけるには、軽さも大事。もちろんベースカットで段を入れることも必要ですが、より曲げやすくするためには質感カット。クニャッと曲げたいならそれに合わせてスライドカットを入れたりと、欲しい曲線に近づけるカットで髪を曲げやすくできます。
毛先と表面で
ワインディング
どういうふうにロッドを置いていけば分からない…ということも多いですよね。そんなときは、アイロンをイメージすると決めやすくなります。アイロンで巻くときは、毛先と表面で、「ここを動かしたい」というところにカールをつけると思いますが、基本的には同じ。ウエーブが欲しいところに、欲しい動きに合わせて巻きます。
もともとの段は活かして
質感カットで“ほつれ感”を!
もともと段が入っていて、「今より軽い段は入れたくない」というお客様もいますよね。そういう場合は、毛束ごとに軽さをつくって、パーマが均一にかかるようにしてあげることがコツです。
パーマをかけるうえでは、髪に厚みがありすぎると動きが表現しきれないこともあるので、欲しい“ほつれ感”に合わせた質感カットとワインディングを組み合わせることが大切。
毛量のバラつきや、もともと入っている段でどれくらい軽くなっているのかをチェックして、最適な量感にしたうえでパーマをかけると成功率はグッと高まりますよ!
“似合うムード”が手軽に再現できるカット&パーマのヒントがたくさん!
TOMOTOMO BASIC SERIES vol12
“私らしい雰囲気”をおうちで簡単再現
オトナ女子の質感パーマ
好評発売中
¥2,500+TAX