暗く染める白髪染めから透明感のある色味にチェンジするときは、一気にやらずに、3回のカラーリングで少しずつアプローチしていくことがポイントです。
kakimoto armsのカラーリスト依光晶子さんに、単色ダークトーンから「伸びても気になりにくい3Dカラー」へのチェンジを見せてもらいました。
color・technique / 依光晶子 [kakimoto arms]
hiar / 百瀬 優 [kakimoto arms]
DAY1(2プロセス)
ブレンドハイライト
&
高トーンカラー剤で褪色を促す
新生部が2センチ、全体が5レベルのブラウンでカラーされています。
テストライトをしてみると、カラー剤のティントで濁っていて明るくなりにくい状態です。
1st process → 耳より上の半頭にブレンドハイライト。馴染みも考えて12レベルまで脱染。
2nd process → ファッションカラー剤でワンメイク。新生部は6トーンの組み合わせで、現状より明るくします。中間毛先は高トーンに設定して次回までに褪色しやすくします。
DAY2(4週間後 / 1プロセス)
根元を0.5~1レベル
トーンアップしてリタッチ!
前回の施術で褪色が促されて、透明感を感じるように。
2回目は、前回よりも根元を0.5~1レベルトーンアップする設定でリタッチします。
それに合わせて、ハイライトのオレンジみをカバーして馴染ませるワンメイクをします。
process → ワンメイク(新生部を前回よりも少しトーンアップ。中間毛先はハイライトのオレンジみをカバーするだけなので、微アルカリカラーでアプローチします。)
DAY3(さらに4週間後 / 2プロセス)
明るいハイライトで
より白髪を目立ちにくく
根元を明るくつくってきたことで、ハイライトも馴染んで全体的に明るい印象になっています。中間毛先の明るさによって、白髪もだいぶ目立ちにくくなりました。
3回目は明るいハイライトを少し足して、より白髪を目立ちにくくしつつ、透明感と立体感を出します。
1st process → ハイライト&リタッチ(ハイライトはオーバーセクションと顔まわりだけでOK。)
2nd process → ハイライトに色味を入れるワンメイク(根元と中間毛先で塗り分けて透明感を揃える)
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