SHACHU・MORIYOSHIさんに聞くカラー教育<1>

ここ数年大きなトレンドのない美容業界で、ハイトーンのヘアカラーは数少ないブームと言えるでしょう。このブームの牽引役サロンと言えばSHACHU(東京・渋谷)。ブリーチやハイライト、淡色を何種類も使ったユニコーンカラーで有名ですが、若いスタッフが活躍していることでも知られています。サロンディレクターであり、人事担当も務めるMORIYOSHIさんに、SHACHUのヘアカラー教育についてインタビューさせていただきました。

SHACHUのカラー教育

カリキュラムは?

――SHACHUは2014年にオープンしてまだ4年のサロンですが、MORIYOSHIさんもディレクターとはいえ、お若いですね。

僕が33才で、代表の宮地もまだ30代前半ですから、20代のスタッフとそんなに違わないんですよ。偉そうにスタッフ教育、していますけど(笑)。

――さっそくですが、SHACHUでは新人にどのようにカラーを教えているのかお話を聞かせてください。カリキュラムの内容はどうなっていますか?

まずは基本的な塗布ですね。①ワンカラー、②根元を空けたブリーチ、③ブリーチのリタッチ、④ブリーチのハイライトの順番で、ウイッグで練習していきます。②は根元を2センチ空けて塗布して、ぼかしていくテクを身につけます。③のリタッチは、②を練習したウイッグをそのまま利用して、リタッチの塗布を練習します。

――練習はマネキンウイッグでするのでしょうか。

最初はウイッグです。ウイッグの試験に合格したら、モデル練習に進めます。たとえば①のワンカラーをウイッグで合格したら、①のモデル練習に進めるのですが、それと並行して、②をウイッグで練習していく、といった感じで進めていきます。今年は4月からカラーのレッスンをスタートしたのですが、5月にはもうワンカラーのモデル練習を始めていますね。モデルさんでの練習を15人経験して、教育担当者からOKが出たら、ワンカラーのお客様を担当することができます。

モデルにイメージのないところで

塗布だけの練習はしない

――それは先輩のヘルプではなく、自分のお客様としてですよね。

はい。料金は30%オフの設定になっていますが、そのスタッフの売り上げということになります。ちなみに練習中のモデルさんにも、材料費だけはいただいています。

――人気サロンのカラーをお得に体験できるわけですから、モデル希望者は多そうですね。

おかげさまで、募集サイトを利用しなくてもモデルさんを呼ぶのにそれほど苦労はしていません。どのスタッフも、大体1カ月で15人のモデル練習をしてしまいますね。ただ、モデルは必ずそれまでSHACHUを利用したことのない、新規の方に限っています。新人スタッフはこれから自分のお客様をつかんでいかなければいけないわけですし、モデルハントは別のトレーニングにもなりますから。

――声かけしてモデル募集するのって、ネット利用が当たり前の今の20代はあまりしないのかなと思ってました。

自分はどんなお客様を担当したいのか、イメージを持ってもらいたいんです。あ、あの人の髪やってみたい! って自分で思うことが大切。新人のうちは塗布するだけでいっぱいいっぱいになりがちだけど、声かけして呼んだモデルさんなら、こんな風にしたらいいんじゃないかな、って提案もしやすいでしょう。塗布の練習だけじゃなくて、若いうちから似合うスタイルを考える訓練もしてほしいんですよね。

――なるほど。ちなみに、新人が①から④までの試験に合格するには、どれくらいかかるのでしょう。

昨年は6月からスタートして、半年以上はかかりました。ウイッグ試験も厳しいですけど、モデル試験はもっと厳しいです。基本的なことですが、クスリが飛んだり、フロントに毛が落ちたりで不合格になるケースが多かったかな。塗り方、コーミング、ほんとに基本的なことに手を抜かないで、ていねいにやらなければいけないと思います。

MORIYOSHIさんのインタビューは<2>に続きます!

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