ギザギザなライン、いくつ考えられますか?

ワンレンボブのすそを柔らかくするために、水平な直線ではなく、ギザギザなラインで切る。というのはポピュラーな手法ですが、切り方によって、予想以上に多彩な表情が作れるんです。

まずは斜めのカットライン

(スタイル1)

ギザギザなラインを切るためには、ハサミを入れる角度が斜めになるわけですが、それをすごーく浅い斜めの角度で入れたのがこのスタイル1。

(スタイル2)

もう少し斜めの角度を急にして切ったのがスタイル2。スタイル1よりすそのラインがぼけています。このあたりが斜めギザギザの標準でしょうか。

(スタイル3)

そして今度は、同じ斜めでも、切る深さをもっと深く。毛先から5、6センチまで、斜めにハサミを入れて切ったのがスタイル3です。ラインがぼけるだけでなく、毛束の間の空間が目立ち、毛先がぐっと細くなっています。

V字ラインとハの字ライン

(スタイル4)

同じギザギザのラインにするのでも、今度はV字のラインで切ったのがスタイル4です。斜めラインよりもV字ラインの方が、逆方向からも斜めで切る分、毛先の細さが強調され、すそのラインが目立たなくなっています。ちなみにこのスタイルでは、ハサミを入れる深さは3センチくらい、ひとつのVの幅は1.5センチくらいにしています。

(スタイル5)

さらにもうひとつのギザギザライン、ハの字ラインでカットしたのがスタイル5。ハの字って逆V字(=Λ)じゃないの? と思われるかもしれませんが、ハの字は間を空けて左右から斜めに切るので、中央に毛束が残るのです。毛束と毛束の間に空間はあるんだけれども、なんとなく横線が残った感じになります。

バリエーションは
もっとある!

紹介した5つのスタイルはかなりシンプルなデザインですが、毛先の表情はかなり作り分けできてますよね。そしてアレンジすればもっといろんなギザギザラインが考えられます。たとえば↑こんな風に。

毛先を柔らかく見せるのに、セニングに頼ってばかりはもったいない。ベースカットの段階でラインをぼかす切り方ができると、時間短縮にもなるのでおすすめです。

この記事はTOMOTOMO BASIC SERIES VOL.3「ダウンシェープだけでスタイルの数が増やせるカットの方法」から一部を紹介しています。BARL SALONの石田裕二さんとUndergroundの永田秀和さんによる新しいカットの考え方・とらえ方を表したこの1冊、ご注文はこちらからどうぞ。